群馬
群馬県(ぐんまけん)は、日本の都道府県の一つで、関東地方北部に位置する。県庁所在地は前橋市。昔の上野国の領域にほぼ一致し、今でも異称として「上州(じょうしゅう)」「上毛(じょうもう、かみつけ)」を用いることがある。明治時代に県内の群馬郡から名をとって群馬県が置かれた。「3K」と呼ばれる、「空っ風」「雷」「カカア天下」が名物。
北関東に位置し、北では東北地方の福島県や中部地方の新潟県に接する。西は中部地方の長野県、南は埼玉県、東は栃木県に囲まれているため海には接しない。代わりに山には恵まれているため、県内には著名な山々が多数存在する。なお、福島県とはわずかに接している。
県域の東南部に関東平野が入り込んでいる他は山地が多く、著名な活火山である浅間山を始め、榛名山、赤城山など名山が多い。県内の諸川が集まって利根川となり、東流して太平洋に注ぐ。
県域の多くが山間部であるため、人口の約7割が県東南の平野部に集中している。
北部は赤城山、谷川岳などの山があり、冬季は降雪量が多い。 南部は前橋市や高崎市など、県の中心の施設があり、伊勢崎市は絣で、桐生市は織物で有名である。また、太田市は富士重工業の工場があり、工業都市として有名であり、県の人口の7割ほどが南部に集中している。
岩宿遺跡を始め旧石器時代の遺跡が多い。上毛野国(かみつけぬのくに)は古代東国の一大中心地で、4世紀前半から前方後円墳が出現した。前橋天神山古墳、朝子塚古墳(太田市)、浅間山古墳(高崎市)、太田天神山古墳など東日本最大規模の古墳が築かれた。
律令制の下では東山道上野国で、国府の所在地は現在の前橋市元総社町付近であったと推定されている。延喜式名神大社としては後に一ノ宮となった貫前神社(富岡市)や赤城神社(前橋市)、伊香保神社(伊香保町)があり、吉井町の辛科神社は渡来系の神社として知られている。このあたりには古くから渡来人が多かったようで、8世紀始めに甘楽、緑野、片岡各郡から6郷を割き、多胡郡が成立した。多胡郡建郡を記念する多胡碑など上野三碑が古代の金石文として知られる。
中世には鎌倉御家人となった上州武士も多かった。新田義貞が足利尊氏とともに後醍醐天皇の鎌倉幕府討幕運動に参加し、建武の新政にも参画した。
江戸時代初期には東国の北の守りとして主に譜代大名が上州に配置され、前橋藩、高崎藩、桐生藩、伊勢崎藩、館林藩などがあった。
近代には日本最大の飛行機会社となった中島飛行機が設立された。戦後には福田赳夫、中曽根康弘、小渕恵三と3人の総理大臣を輩出している。 |